倉梯宮(読み)くらはしのみや

日本歴史地名大系 「倉梯宮」の解説

倉梯宮
くらはしのみや

[現在地名]桜井市大字倉橋

「日本書紀」崇峻天皇即位前紀八月条に「倉梯に宮つくる」、「古事記」崇峻天皇段に「倉椅の柴垣宮」とみえる崇峻天皇の宮。「続日本紀」慶雲二年(七〇五)三月四日条にみえる、文武天皇が行幸した倉橋くらはし離宮とともに「大和志」は「倉橋村金福寺即此」として金福きんぷく寺に比定している。なお「日本書紀」天武天皇七年春に「斎宮を倉梯の河上に竪つ」とある斎宮は所在未詳。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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