倉橋村(読み)くらはしむら

日本歴史地名大系 「倉橋村」の解説

倉橋村
くらはしむら

[現在地名]海上町倉橋

長尾ながお村の北東にあり、村の中央を海上川が流れる。鞍橋とも。天正一八年(一五九〇)飯沼いいぬま(現銚子市)二千石を与えられた松平伊昌への加増分に含まれ、その領知書上(宮内家文書)には倉橋村として先高一六〇石余・高一六九石余とある。正保二年(一六四五)の成箇郷帳并浮役勘定目録(渡辺家文書)では浮役永四九〇文を納めている。元禄一三年(一七〇〇)頃の下総国各村級分に村名がみえ、高一九五石余で幕府領


倉橋村
くらはしむら

[現在地名]桜井市大字倉橋

寺川流域、しも村東南に所在。当村付近の寺川を倉橋川といい、倉梯くらはし山とともに「万葉集」に詠まれている(→倉梯山。元和郷帳には「椋橋村」ともみえる。慶長郷帳の村高六四七・六一石。うち三四二・六一石は幕府領(代官楢村監物)、三〇〇石は旗本上野志摩守領、五石は旗本別所孫次郎領の相給村。元和期(一六一五―二四)には上野志摩守・別所孫次郎の改易もあり、三〇〇石は旗本楢村孫七郎領、五石は幕府領(代官竹村九郎右衛門)となる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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