倉橋藤治郎(読み)クラハシ トウジロウ

20世紀日本人名事典 「倉橋藤治郎」の解説

倉橋 藤治郎
クラハシ トウジロウ

明治〜昭和期の実業家,愛陶家



生年
明治20(1887)年11月22日

没年
昭和21(1946)年4月5日

出生地
滋賀県

学歴〔年〕
大阪高等工業〔明治43年〕卒

経歴
大正5年アメリカ遊学、15年以後、国際経済会議委員、国際連盟総会日本代表随員、国際労働会議代表顧問としてジュネーブに3回出張。また大礼記念国産振興東京博覧会事務総長、日本動力協会、実業教育振興中央会各専務理事、日本倶楽部総務委員などを務めた。その後工業図書株式会社、メキシコ工業株式会社各常務取締役、宝山璃廠監査役を兼務。さらに明治大学、中央大学で教えた。古陶器鑑賞、収集家で、彩壺会幹事を務めた。著書「北平の陶器」「呉須赤絵大皿」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「倉橋藤治郎」の解説

倉橋藤治郎 くらはし-とうじろう

1887-1946 大正-昭和時代前期の実業家。
明治20年11月22日生まれ。国際連盟総会日本代表随員などをつとめたのち実業界に転じ,工業図書,産業図書の社長,工業調査協会理事長などを歴任。古陶器の愛好家として知られ,彩壺会の幹事をつとめた。昭和21年4月5日死去。60歳。滋賀県出身。大阪高工(現阪大)卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android