幹事(読み)カンジ

精選版 日本国語大辞典 「幹事」の意味・読み・例文・類語

かん‐じ【幹事】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「幹」は事をよく処理するの意 )
  2. 会や団体の中心となって業務をつかさどること。また、その役目の人。
    1. [初出の実例]「体仁足以長人貞固以幹事」(出典家伝(760頃)下)
    2. [その他の文献]〔易経‐乾卦〕
  3. 会合集合宴会などの世話人。まとめ役。
    1. [初出の実例]「モウモウ幹事(カンジ)願下(ねがいさげ)だ」(出典:当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「幹事」の読み・字形・画数・意味

【幹事】かんじ

事をただす。〔易、乾、文言伝〕貞は事の幹なり。君子は仁を體して以て人に長たるに足り、貞固にして以て事を幹(ただ)すに足る。

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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