日本歴史地名大系 「倍木」の解説 倍木へき 宮崎県:児湯郡新富町日置村倍木現日置(ひおき)とその周辺地域をさす。建久図田帳に八条女院領国富(くどみ)庄内として倍木三〇町とみえ、地頭は土持信綱(宣綱)であった。建武二年(一三三五)三月四日、足利尊氏は伊東祐持の合戦の軍功を賞しているが、伊東氏の被官長倉氏が伊東氏の代りに足利氏の軍勢に従ったとされ、倍木三〇町を長倉氏に安堵したと伝える(日向記)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by