倍木(読み)へき

日本歴史地名大系 「倍木」の解説

倍木
へき

日置ひおきとその周辺地域をさす。建久図田帳に八条女院領国富くどみ庄内として倍木三〇町とみえ、地頭は土持信綱(宣綱)であった。建武二年(一三三五)三月四日、足利尊氏伊東祐持合戦軍功を賞しているが、伊東氏の被官長倉氏が伊東氏の代りに足利氏軍勢に従ったとされ、倍木三〇町を長倉氏に安堵したと伝える(日向記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android