倍蓰(読み)バイシ

デジタル大辞泉 「倍蓰」の意味・読み・例文・類語

ばい‐し【倍×蓰】

[名](スル)《「倍」は2倍、「蓰」は5倍の意》数倍に増すこと。
「その画の値、病中受くるところの金より―せるもの」〈中村訳・西国立志編

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精選版 日本国語大辞典 「倍蓰」の意味・読み・例文・類語

ばい‐し【倍蓰】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「倍」は二倍、「蓰」は五倍の意 ) 数倍に増すこと。数倍であること。
    1. [初出の実例]「一徃歴其間其所得何啻倍蓰乎他人而已矣哉」(出典:竹居清事(1455頃)餞天与老人入大明国序)
    2. 「その画の値、病中受るところの金より倍蓰せるものなりとぞ」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉六)
    3. [その他の文献]〔孟子‐滕文公上〕

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