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倭姫王 やまとひめのおおきみ

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

倭姫王 やまとひめのおおきみ

?-? 飛鳥(あすか)時代,天智(てんじ)天皇の皇后。
古人大兄(ふるひとのおおえの)皇子の王女。天智天皇10年(671)重病の天皇が弟の大海人(おおあまの)皇子(のちの天武天皇)に譲位しようとしたとき,天皇は皇子から倭姫王の即位をすすめられた。天智天皇死去前後の和歌4首が「万葉集」にのこる。倭姫皇后,倭大后(やまとのおおきさき)ともいう。

出典|講談社
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朝日日本歴史人物事典の解説

倭姫王

生年:生没年不詳
7世紀の天智天皇の皇后,万葉歌人。倭大后にもつくる。古人大兄皇子の娘。天智7(668)年2月に立后記事がみえる。同10年10月天皇は死の床に大海人皇子(天武)を召して皇位を譲ろうと申し出たが,皇子は辞退して,倭姫皇后を皇位につけ大友皇子皇太子とし,自らは出家して吉野に隠棲することを願い出た。天智崩御ののち,倭姫皇后が即位したという説もあるが,その後の倭姫皇后については全く記録されていない。『万葉集』には倭姫の歌が4首残されているが,天皇の回復を祈る歌,天皇崩御に際しての挽歌は,いずれも切実な悲しみを歌い上げた絶唱である。殯宮での長歌,「鯨魚取り 淡海の海を 沖放けて 漕ぎ来る船 辺附きて 漕ぎ来る船 沖つ櫂 いたくな撥ねそ 辺つ櫂 いたくな撥ねそ 若草の 夫の 思ふ鳥立つ」は,皇后の慟哭が直截に響いてくる。<参考文献>斎藤茂吉『万葉秀歌』

(梅村恵子)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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世界大百科事典内の倭姫王の言及

【古人大兄皇子】より

…母は蘇我馬子の女の法提郎女(ほてのいらつめ)。その女の倭姫王(やまとひめのおう)は天智天皇の皇后となった。またの名を古人大市皇子,吉野太子などといった。…

※「倭姫王」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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