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皇后 こうごう

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

皇后
こうごう

「きさき」「きさいの宮」「椒房」などともいう。天皇の正妻のことで,明治以前では,特に正式に立后の宣命を受けた正室だけをさした。この立后の宣命を受けるものは,律令制のもとでは皇族の女子を原則とすると定められていた。

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百科事典マイペディアの解説

皇后【こうごう】

天皇の正式な配偶者。古くは〈きさき〉〈きさいのみや〉とも。現在は皇族の第一位にあり,摂政就任順位は皇太子または皇太孫,親王および王に次ぐ。皇太子妃は皇太子の皇位継承と同時に自動的に皇后となるが,皇位継承後新たに皇后を決定(立后)するには皇室会議の決定を必要とする。
→関連項目太皇太后中宮女御立后

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世界大百科事典 第2版の解説

こうごう【皇后】


【日本】
 天皇の嫡妻。上古には天皇の妻室である后妃をキサキといい,その最上位者を〈大后〉すなわちオオキサキと称したが,中国の制に倣ってからこれを皇后と称した。《令義解》は皇后に〈天皇之嫡妻〉と注しているが,のちには天皇と配偶関係のない皇后が置かれたこともある。長秋宮,秋の宮,椒房(しようぼう),椒庭(しようてい)などは皇后の別称である。
[資格]
 令制によると,皇后は内親王から選定するとあるが,聖武天皇藤原不比等の女安宿媛(あすかべひめ)(光明皇后)を皇后に立てて以来,内親王以外からも皇后に立てる例が開かれた

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大辞林 第三版の解説

こうごう【皇后】

天皇・皇帝の配偶者。天皇の正妃。きさき。こうぐう。

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世界大百科事典内の皇后の言及

【女帝】より

…それ以前では,《三国志》魏志倭人伝に,2世紀末から3世紀後半まで女王卑弥呼(ひみこ)と台(壱)与(とよ)とが倭の邪馬台国を支配したとある。《日本書紀》では神功皇后が仲哀天皇の死後69年間摂政したとするが,史実かどうか疑わしい。6世紀の初め,市辺押磐王の女(妹ともいう)飯豊青(いいとよあお)皇女が,清寧天皇の没後皇位につく人がなかったので,約1年間政治をとったといい,《扶桑略記》はこれを飯豊天皇とする。…

【大婚】より

…天皇の結婚。大宝・養老令制によると,後宮には嫡妻である皇后のほかに,妃・夫人・嬪(ひん)がおかれ,皇后は内親王に限り,その他は貴族出身の女子としたが,大婚の儀制は制度的にも実際的にも明らかではない。ついで奈良時代中期に夫人から皇后に昇る例が開かれ,さらに平安時代に入ると,妃・夫人・嬪の制がしだいにすたれ,代わって女御・更衣がおかれ,なかんずく皇族や摂関家などの上級貴族の女が女御となり,やがて女御から皇后に昇るのが常例になって女御の地位が高まると,女御入内が大婚に相当するようになり,盛大な儀式が行われた。…

【中宮】より

…平安時代の令の注釈書《令義解》は皇后の居所である皇后宮の別称であるとし,したがって太皇太后宮,皇太后宮もまた中宮と称したのだとする。このことから中宮は皇后,皇太后,太皇太后の別称ともみられるが,公式令では皇后などが平出(へいしゆつ)すべき称であるのに対して,中宮は闕字(けつじ)すべき称であり,それだけ略称的な呼称であったかもしれない。…

【中皇命】より

…古代の皇后あるいは女帝を指す語。仲天皇とも書く。…

【女御】より

…女御には位階や定員についての規定もなく,比較的自由な任命が可能であった。淳和朝以降,妃,夫人,嬪などがほとんど置かれなくなり,ときとして皇后すら置かれなかったこともあったから,後宮における女御の地位は徐々に高まった。10世紀に入ると皇后も女御から昇進するようになり,位階も,やがて入内と同時に従三位に叙せられるようになった。…

【立后】より

…皇后の位につくこと。皇后冊立ともいう。…

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