最新 地学事典 「倶多楽カルデラ」の解説
くったらカルデラ
倶多楽カルデラ
Kuttara caldera
北海道南西部に位置する直径約3kmの小型カルデラ。安山岩質の成層火山の山頂部に形成され,ほぼ完全な円形の形態をなす。カルデラ底には直径2.5km,最大水深148mの倶多楽湖をたたえる。約4万年前の爆発的噴火により,成層火山の山頂部が陥没して形成された。カルデラ陥没後,約1万5千年前に,成層火山の西山麓で後カルデラ活動が始まり,登別地熱地域が形成された。登別地熱地域は日和山潜在ドームと数多くの爆裂火口からなり,登別温泉として知られる。登別地熱地域では,過去8,500年間に12回以上の水蒸気噴火が発生。最も新しい水蒸気噴火は西暦1663年以降の17世紀末〜19世紀ごろである。
執筆者:後藤 芳彦
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

