倶多楽湖(読み)クッタラコ

デジタル大辞泉 「倶多楽湖」の意味・読み・例文・類語

くったら‐こ【倶多楽湖】

北海道南西部、白老白老町にあるカルデラ湖登別温泉の東にある。面積5平方キロメートル、最大深度148メートル。

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精選版 日本国語大辞典 「倶多楽湖」の意味・読み・例文・類語

くったら‐こ【倶多楽湖】

  1. 北海道南西部、白老(しらおい)町にあるカルデラ湖。ヒメマスエゾサンショウウオが棲息する。支笏洞爺(しこつとうや)国立公園一部。最大深度一四七・五メートル。面積四・七平方キロメートル。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「倶多楽湖」の意味・わかりやすい解説

倶多楽湖
くったらこ

北海道南西部、胆振(いぶり)総合振興局管内の白老町(しらおいちょう)にある湖。更新世(洪積世)初期に溶結凝灰岩噴出により生じた小型のカルデラ湖でほぼ円形をしている。面積5平方キロメートル、周囲8キロメートル、湖面標高258メートル、最深148メートル。流入河川も流出河川もない清澄な湖である。湖畔にはボート乗り場やキャンプ場がある。登別(のぼりべつ)温泉から3.5キロメートル東にあり、温泉からの周遊道路途中にある湖北西部の外輪山扇形(おうぎがた)見晴らし台からは原生林に囲まれた湖を一望でき、また湖西側にある外輪山四方嶺(しほうれい)展望台からの眺望もよい。

[奈良部理]


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百科事典マイペディア 「倶多楽湖」の意味・わかりやすい解説

倶多楽湖【くったらこ】

北海道南西部,白老町にある湖。急斜面に囲まれた周囲8kmの円形のカルデラ湖で,流入流出河川はない。標高258m,面積4.70km2,最深148.0m。貧栄養湖であるがヒメマスが釣れる。支笏洞爺(しこつとうや)国立公園に属し,西に登別温泉がある。樽前山有珠山など,比較的活動の活発な火山に近接しており,気象庁常時観測する活火山とされている。
→関連項目白老[町]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「倶多楽湖」の意味・わかりやすい解説

倶多楽湖
くったらこ

北海道南西部,白老町にあるカルデラ湖。倶多楽山頂部の陥没により生成。面積 4.7km2。周囲 8km。最大水深 148m。水面標高 258m。湖を取巻く外輪山の高さは南西側を除き 330~534m。地名アイヌ語クッタルウシ (イタドリの多いところの意) に由来。カルデラ生成後の火山活動は,西麓の登別温泉地獄谷,湯沼火口を中心に行われ,倶多楽湖は活動の影響を直接受けず,火口型カルデラの原形を保つ。出入する河川がなく水位の変化も小さい。貧栄養湖でエゾサンショウウオ,ヒメマスがわずかに生息。支笏洞爺国立公園に属する。

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事典 日本の地域遺産 「倶多楽湖」の解説

倶多楽湖

(北海道白老郡白老町)
美しき日本―いちどは訪れたい日本の観光遺産」指定の地域遺産。

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事典・日本の観光資源 「倶多楽湖」の解説

倶多楽湖

(北海道白老郡白老町)
日本の重要湿地500」指定の観光名所。

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