登別市の東方、JR室蘭本線登別駅の北七キロ、標高二〇〇メートルの地点にある北海道を代表する温泉。原生林に囲まれた温泉街を形成し、約三キロ北西にカルルス温泉がある。泉質は明礬泉・硫黄泉・芒硝泉・石膏泉・正苦味泉・食塩泉・単純炭酸泉・重炭酸土類泉・重曹泉・鉄泉・放射能泉の一一種に及び、泉温は摂氏四五度から九〇度。「東行漫筆」文化六年(一八〇九)四月七日条に「ノホリヘツ、温泉あり。ホロヘツより三里余山入。山入に 是ハ漸人の三、四人も入る程の小屋有。一躰ハ川也。至而熱湯之よし。川の中ニ浴す。眼病、湿疹ニよしと云。湯の名もなし」とある。「蝦夷日誌」(一編)では「ヌフルベツ」の温泉の様子が「虎杖を編て壁に換、笹を覆て屋根を葺、木の皮を床として仮屋を作り、是ニ則湯治人皆滞留す。纔に隔て
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...