共同通信ニュース用語解説 「偏西風の蛇行」の解説
偏西風の蛇行
高度約1万メートル上空を西から東に向かって吹く偏西風が、通常の経路より南や北に蛇行すること。最大風速は秒速100メートルに達する。北半球では偏西風より北側には冷たい空気、南側には暖かい空気があるため、蛇行が猛暑や酷寒など例年と異なる気象状況をもたらす一因になるとされる。
気象庁によると今年6月以降、インドや東南アジアなどのモンスーンの影響で偏西風が北に蛇行。日本付近に張り出したチベット高気圧でさらに蛇行が続き、今夏の猛暑につながったとしている。
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