側目にかく(読み)ソバメニカク

デジタル大辞泉 「側目にかく」の意味・読み・例文・類語

側目そばめにか・く

横目に見る。
「月をすこし―・けつつ」〈平家・四〉
冷たい目で見る。
「御気色もあしく、傍輩も、―・けければ」〈曽我・一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「側目にかく」の意味・読み・例文・類語

そばめ【側目】 に かく

  1. 横目に見る。わき目に見る。
    1. [初出の実例]「頼政右の膝をつき、左の袖をひろげ、月をすこしそばめにかけつつ」(出典:平家物語(13C前)四)
  2. 冷たい目で見る。よそよそしくする。
    1. [初出の実例]「御気色もあしく、傍輩も、そばめにかけければ」(出典:曾我物語(南北朝頃)一)

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