傍ら臥す(読み)カタワラフス

デジタル大辞泉 「傍ら臥す」の意味・読み・例文・類語

かたわら‐ふ・す〔かたはら‐〕【傍ら×臥す】

[動サ四]わきを下にして横たわる。横になる。
「御几帳のもとに―・し給へる」〈・蛍〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「傍ら臥す」の意味・読み・例文・類語

かたわら‐ふ・すかたはら‥【傍臥】

  1. 〘 自動詞 サ行四段活用 〙 右側左側かを下にして臥す。横向きに寝る。横になる。横臥(おうが)する。
    1. [初出の実例]「若は偃し、若は側臥(カタハラフシ)て、床蓐に着けり」(出典:石山寺本大般涅槃経平安初期点(850頃)一一)

傍ら臥すの補助注記

一説に「片寄りに寝る」の意とも、「物に寄り添って横になる」の意ともいう。

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