傍折敷(読み)ソバオシキ

デジタル大辞泉 「傍折敷」の意味・読み・例文・類語

そば‐おしき〔‐をしき〕【折敷】

饗饌きょうせん用の、脚つきの角盆。平折敷に脚をつけたもの。

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精選版 日本国語大辞典 「傍折敷」の意味・読み・例文・類語

そば‐おしき‥をしき【傍折敷】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 神供などに用いる檜(ひのき)づくりの角盆。四すみを切り落とさず、縁つきで、足がついているもの。その足には刳形(くりがた)がないという。〔随筆・貞丈雑記(1784頃)〕
  3. ( 正方形であるところからいう ) 紋所の名。正方形を二つ組み合わせた形のもの。
    1. [初出の実例]「鎧の笠符(かさしるし)をみるに、其の文、傍折敷(ソバヲシキ)に三文字を書て著たりけり」(出典太平記(14C後)九)
  4. むささび(鼯鼠)」の異名。〔俳諧・毛吹草(1638)〕

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