傍片(読み)カタヘラ

デジタル大辞泉 「傍片」の意味・読み・例文・類語

かた‐へら【片】

対になっているものの一方。かたほう。

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精選版 日本国語大辞典 「傍片」の意味・読み・例文・類語

かた‐へら【傍片】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「かたべら」とも )
  2. (つい)のものの一方。また、ものの一部分。かたし。かたっぺら
    1. [初出の実例]「種漬に来るととの名代〈去来〉 咲花の片へら残すしほ鰹〈素牛〉」(出典:俳諧・市の庵(1694))
  3. 片面。一方のおもて。
    1. [初出の実例]「内義のさし出口・豆腐かたべらこがらかす」(出典:雑俳・指使編(1851))

かたっ‐ぺら【傍片】

  1. 〘 名詞 〙 「かたへら(傍片)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「とうれいと下女片っへらぬって出る」(出典:柳多留拾遺(1801)巻八上)

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