備えあれば憂いなし(読み)そなえあればうれいなし

故事成語を知る辞典 「備えあれば憂いなし」の解説

備えあれば憂いなし

平生からいざというときの準備を怠らなければ、万一の事態が起こっても、少しも心配することはない、ということ。

[使用例] これは特に私が考案して持参した置引き防止用の鎖である。そなえあれば憂いなし、私はまず第一歩から周到な出発をするために、不必要と思われるほどの準備をととのえたのである[五木寛之*ボンジョールノ野郎|1973]

[由来] 「書経―説えつ命めい・中」の一節から。紀元前一四世紀ごろの中国で、殷王朝の王、武ぶ丁ていに対して、補佐役の傅ふ説えつが述べたとされる、王としての心がけを説いた文章の中に、「備え有れば患うれい無し」とあります。

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