デジタル大辞泉
「平生」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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へい‐ぜい【平生】
- 〘 名詞 〙 ごく普通の状態、状況の中で生活している時。ふだん。つね。平素。平時。
- [初出の実例]「至レ若下覊二旅辺城一 懐二古旧一而傷レ志 年矢不レ停 憶二平生一而落上レ涙」(出典:万葉集(8C後)五・八六四右詞文)
- 「登宣、平生にたつる所の義いかにと尋ければ」(出典:古今著聞集(1254)一三)
- [その他の文献]〔論語‐憲問〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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平生(町)
ひらお
山口県南東部、熊毛(くまげ)郡の町。1903年(明治36)町制施行。1955年(昭和30)佐賀(さが)、曽根(そね)、大野の3村と合併。瀬戸内海に臨む熊毛半島の西半部を占め、佐合(さごう)島を含む。北東側は柳井(やない)市に接し、北部を国道188号が通る。古代内海航路の要衝であった熊毛浦に面した佐賀には、県下最大の前方後円墳の白鳥(しらとり)古墳がある。平生、曽根地区のなかば以上は近世の干拓地で、長い間三田尻(みたじり)(防府市)に次ぐ製塩地として知られた。また中心の平生は熊毛郡南部の商業中心地であった。1959年塩田が廃止され、跡地に木材工業などが進出した。面積34.59平方キロメートル、人口1万1914(2020)。
[三浦 肇]
『『平生町史』(1978・平生町)』
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普及版 字通
「平生」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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平生[町] (ひらお)
山口県南東部,熊毛郡の町。人口1万3491(2010)。周防灘に面し,室津半島の西部を占める。中心地の平生は近世以来,平生塩田で生産される塩や農産物の積出港,郡の商業中心地として発展した。農業は米作を中心とし,有機農法による野菜栽培が行われ,佐賀地区ではミカン栽培が行われる。漁業も盛んで,イワシ漁などが行われる。平生湾周辺には機械,化学,水産加工などの工場が立地し,1959年に全廃された塩田跡地も工業用地になっている。平生港は1969年国際貿易港となった。町内には縄文中期~弥生前期の岩田遺跡をはじめ遺跡が多く,県下最大規模の前方後円墳の白鳥古墳もある。
執筆者:清水 康厚
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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平生[町]【ひらお】
山口県南東部,室津半島西半部を占める熊毛郡の町。主集落平生は製塩により発達した。米を産する。塩田跡は工業地帯となっている。木材コンビナートもある。前方後円墳の白鳥古墳がある。34.58km2。1万3491人(2010)。
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