デジタル大辞泉
「平生」の意味・読み・例文・類語
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へい‐ぜい【平生】
〘名〙 ごく普通の
状態、
状況の中で生活している時。ふだん。つね。平素。
平時。
※
万葉(8C後)五・八六四右詞文「至
レ若
下覊
二旅辺城
一 懐
二古旧
一而傷
レ志 年矢不
レ停 憶
二平生
一而落
上レ涙」
※
古今著聞集(1254)一三「登宣、平生にたつる所の義いかにと尋ければ」 〔
論語‐憲問〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「平生」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
平生[町] (ひらお)
山口県南東部,熊毛郡の町。人口1万3491(2010)。周防灘に面し,室津半島の西部を占める。中心地の平生は近世以来,平生塩田で生産される塩や農産物の積出港,郡の商業中心地として発展した。農業は米作を中心とし,有機農法による野菜栽培が行われ,佐賀地区ではミカン栽培が行われる。漁業も盛んで,イワシ漁などが行われる。平生湾周辺には機械,化学,水産加工などの工場が立地し,1959年に全廃された塩田跡地も工業用地になっている。平生港は1969年国際貿易港となった。町内には縄文中期~弥生前期の岩田遺跡をはじめ遺跡が多く,県下最大規模の前方後円墳の白鳥古墳もある。
執筆者:清水 康厚
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報