日本大百科全書(ニッポニカ) 「備北丘陵公園」の意味・わかりやすい解説
備北丘陵公園
びほくきゅうりょうこうえん
広島県庄原市(しょうばらし)にある国営公園。中国地方で初の国営公園として1982年(昭和57)に事業開始し、2012年(平成24)4月に全園開園した。中国山地の中央に位置する総面積約340ヘクタールの敷地は国兼池(くにかねいけ)とアカマツ林の丘陵地からなる。中国地方の歴史や伝統文化を、遊びを通じて知ることができる伝統工芸体験施設(木工、たたら鉄づくりなどの工房、炭焼小屋)や神楽(かぐら)が演じられる神楽殿、農家の生活を再現する「さとやま屋敷」がある。1999年にはオートビレッジ、2003年(平成15)にグラウンド・ゴルフコースや野鳥観察デッキのある「つどいの里」、2008年に国兼池を眺望できるエントランスセンターやナシ園のある「みのりの里」、2012年に「いこいの森」が開設された。
[編集部]