共同通信ニュース用語解説 「債務者区分」の解説
債務者区分
銀行は融資先の財務状況や収益力、返済能力を分析し、信用度に応じて債務者区分を設定している。信用度が高い順に「正常先」から「破綻先」まである。区分が下がると、倒産に備えて積み立てる貸倒引当金を増やす必要がある。上から3番目の「要管理先」の場合、融資額のうち担保でカバーされない部分の数十%の引き当てを積むことが多く、損失として処理される。特に大口の取引先の業績が悪化すると銀行の決算への影響が大きい。
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