債権の割引き買戻し(読み)さいけんのわりびきかいもどし

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「債権の割引き買戻し」の意味・わかりやすい解説

債権の割引き買戻し
さいけんのわりびきかいもどし

途上国累積債務問題に関する金融スキーム。債務国政府が外国民間銀行の債権を割り引いて買い戻す方式。大幅な割引率が期待でき,しかも債務を圧縮できる。しかし当該国の信用度は低下するため,将来の融資導入に悪影響が及ぶ。 1987年9月にベーカー米財務長官が提唱したメニューアプローチ一つで,実施例としてはボリビアがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android