僧形八幡神

山川 日本史小辞典 改訂新版 「僧形八幡神」の解説

僧形八幡神
そうぎょうはちまんしん

剃髪僧衣の姿で表された八幡神。神でありながら僧形で表された背景には,神の仏への帰依といった,神を仏教にとりこもうとする思想があったと考えられる。古例には,9世紀後半に造像された京都教王護国寺と奈良薬師寺の像がある。また京都神護寺には10世紀の原本鎌倉時代に模写した画像が伝わるが,この像の型式は画像ばかりでなく,快慶作の東大寺僧形八幡神像などの彫像にも影響を与えている。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

1969年から続く英国の文学賞「ブッカー賞」の翻訳書部門で、他言語から英語に翻訳された優れた作品に贈られる。翻訳者の仕事を重視し、賞金5万ポンド(約970万円)は作家と翻訳者で折半される。2005年...

国際ブッカー賞の用語解説を読む