造像(読み)ゾウゾウ

デジタル大辞泉 「造像」の意味・読み・例文・類語

ぞう‐ぞう〔ザウザウ〕【造像】

[名](スル)彫像塑像そぞう、特に仏像をつくること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「造像」の意味・読み・例文・類語

ぞう‐ぞうザウザウ【造像】

  1. 〘 名詞 〙 像を造ること。特に、仏の像を造ること。また、その像。
    1. [初出の実例]「次礼五百羅漢院、長三尺造像、次文殊堂」(出典参天台五台山記(1072‐73)一)
    2. [その他の文献]〔新唐書‐李嶠伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「造像」の意味・わかりやすい解説

造像
ぞうぞう

仏,菩薩天部などの形姿絵画彫刻に表わすこと。経典には仏,菩薩,天部などを表わすための規定が説かれていて,この規定に基づいて造像しなければならない。密教では一層この規定が厳密で,これを儀軌という。このため密教の仏像の形姿を写した図像に関する研究が必要となり,図像集も著わされた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android