元会所町(読み)もとかいしよちよう

日本歴史地名大系 「元会所町」の解説

元会所町
もとかいしよちよう

[現在地名]大津市長等ながら二―三丁目・中央ちゆうおう一丁目

ふだつじより琵琶湖岸に北進する通りにある両側町。町の北端近くよりはま町通が東に延び、浜組一七町の町屋敷が続く。浜組は元会所町組ともいう。町名は札の辻にある大津町七組総会所つまり元会所があったことに由来する。元禄八年町絵図に町名がみえ、家数二四は番屋一を含む。享保期(一七一六―三六)よりみえる豪商木屋久兵衛家は米屋油屋・荷問屋を営み、文政元年(一八一八)には幕府御用金一千一〇〇両を負担している(大津市志)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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