日本歴史地名大系 「元石町」の解説 元石町もとこくちよう 栃木県:宇都宮市宇都宮城下元石町[現在地名]宇都宮市二番町(にばんちよう)・三番町(さんばんちよう)石町の南にある東西の町人町。東は押切(おしきり)町、西は今小路(いまこうじ)町、南は釜(かま)川を隔てて宇都宮城内。近世初期には東石(ひがしこく)町と称し、本多正純による町の割替えに際し、「東石町問屋場伝馬町へ引」とあり(宇都宮史)、もとは問屋場があった。のち元石町と改称。松平忠弘時代の城下図(東大史料編纂所蔵)によれば、元石町の町名が記され、南側に七家が、北側に四家が記され、家中屋敷地とも思われる。元文年間(一七三六―四一)の町方書上帳(高橋節子文書)によれば、名主は二人で、町の長さ東西一町四四間三尺、道幅三間、町家は南側に三一軒、北側に三四軒で、本家三三軒、屋敷反別一町四反余。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by