さき【先】 と する
- ① 先頭に立てる。先駆とする。道案内とする。
- [初出の実例]「其勢卅騎ばかり、妹尾太郎をさきとして、備中へぞ下りける」(出典:平家物語(13C前)八)
- ② 他よりも重要な事柄として扱う。第一とする。また、もっぱらとする。
- [初出の実例]「夫、人の友とあるものは、富めるをたふとみ、ねむごろなるをさきとす」(出典:方丈記(1212))
- ③ ( 「先として」の形で用いて ) 始めとする。主とする。中心とする。
- [初出の実例]「侍大将には〈略〉悪七兵衛景清を先として、以上大将軍六人、しかるべき侍三百四十余人、都合其勢十万余騎」(出典:平家物語(13C前)七)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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