侍大将(読み)サブライダイショウ

デジタル大辞泉 「侍大将」の意味・読み・例文・類語

さぶらい‐だいしょう〔さぶらひダイシヤウ〕【侍大将】

さむらいだいしょう

さむらい‐だいしょう〔さむらひダイシヤウ〕【侍大将】

戦闘時に、一軍を率いる侍。さぶらいだいしょう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「侍大将」の意味・読み・例文・類語

さぶらい‐だいしょうさぶらひダイシャウ【侍大将】

  1. 〘 名詞 〙 一軍の将となって、これを統轄する侍。侍で一軍を率いる者。侍大将軍。さむらいだいしょう。
    1. [初出の実例]「さぶらひ大将には上総守忠清、子息太郎判官忠綱」(出典:中院本平家(13C前)七)

さむらい‐だいしょうさむらひダイシャウ【侍大将】

  1. 〘 名詞 〙さぶらいだいしょう(侍大将)日葡辞書(1603‐04)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「侍大将」の意味・わかりやすい解説

侍大将 (さむらいだいしょう)

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の侍大将の言及

【軍奉行】より

…竹中重治が羽柴(豊臣)秀吉の軍奉行となったのはその例である。 軍奉行に類似の存在としては侍大将がある。これは平安末から江戸初期まで存在した武士の職名で,大将軍を補佐する部将を指す。…

【番頭】より

…この番頭は奉公衆の成立期である足利義教のときから,1番畠山,2番桃井,3番上野または畠山,4番畠山,5番大館の諸氏に一定し,これが番衆の譜代的な固定性と相まって家族的な信頼感情を育て,番ごとの連帯性を支えて後世の番衆制度の範となった。【福田 豊彦】 戦国・江戸時代には武家の職名あるいは格式の一つで,一般に侍組(騎兵)の頭(侍大将)をいう。足軽,同心,徒士(かち)などの組(歩兵)の頭(足軽大将)である物頭の上位,家老につぐ地位にあった。…

※「侍大将」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android