光井保(読み)みついほ

日本歴史地名大系 「光井保」の解説

光井保
みついほ

光井村を領域とすると思われる国衙領。保名は応永一一年(一四〇四)三月一五日付の安富家文書に「周防国熊毛郡光井保」とみえるのが早い。

永享一二年(一四四〇)二月五日付の光井盛勝譲状(安富家文書)に「周防国熊毛郡光井保東方一分地頭職之事、盛勝重代相伝之私領也、然者相副持世殿御判并高文禅門手継、依為嫡子、二王丸譲与畢、就中母妙寿仁奉譲田畠之事、一期後者次男又王法師可被譲旨申置候」とあり、光井保東方一分地の地頭職を嫡子光井二王丸に譲り、別に母妙寿に譲渡の田畑は妙寿の死後、次男又王法師が相続するように述べている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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