妙寿(読み)みょうじゅ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「妙寿」の解説

妙寿 みょうじゅ

?-? 幕末琵琶(びわ)演奏家
薩摩(さつま)または大隅(おおすみ)(鹿児島県)の人。薩摩琵琶を大隅の池田甚兵衛にまなび,勇壮な妙寿風の弾法を確立した。門下に児玉天南(1846-1917),伴彦四郎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「妙寿」の意味・わかりやすい解説

妙寿
みょうじゅ

江戸時代末期に活躍した琵琶演奏家。目が不自由だった。薩摩琵琶の士風町風を併合して新しい技法を編出した池田甚兵衛の門弟。琵琶の名人として知られ,剛健雄壮な芸風であったという。現在薩摩琵琶の正派が彼の曲風 (妙寿風という) を伝えているといわれる。

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