眼を閉じることができなくなり、そのため眼の表面が強度の乾燥状態となって、角膜に点状表層角膜症や角膜
一般に眼を閉じようとすると眼は上を向くので、兎眼の時は角膜の下方が外気にさらされることになるため、傷は角膜の下方に強く出ます。極端な例では角膜潰瘍(かいよう)となったり、細菌や真菌の感染を伴う重症な例もあります。
原因は
眼が閉じられないため、眼の表面の強い乾き、ころつき、痛みを生じます。長期化すると、表面の傷が常態化するばかりか、角膜表面のにごりも伴って視力が低下します。
顔面神経麻痺の原因を検索するため、頭部の断層写真(CTやMRI)をとります。
顔面神経麻痺の原因治療を行うのはもちろんです。眼の治療については、顔面神経麻痺が軽快してくるまでの間、眼の表面が乾燥するのを防ぐため、軽症では防腐剤を含んでいない人工涙液を頻回に点眼したり、中等症では抗菌薬
かなり軽い兎眼でも、寝ている時は薄く眼をあいていることが多いので、夜寝る前にたっぷり眼軟膏を入れて、寝ている間に乾燥の影響が出ないようにしましょう。
井上 幸次
出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…眼瞼(がんけん)ともいう。眼球の角膜を保護する一種のひだで,サメ類などの一部の魚類のほかは,両生類以上の脊椎動物に発達する。サメでは下のまぶたが可動性でこれで目を閉ざすが,カエルなどの両生類もこれに似ている。爬虫類では,多くは上と下のまぶたのどちらも可動性であるが,目を閉ざすのは普通下のまぶたである。爬虫類,鳥類,および哺乳類では,第3のまぶたである瞬膜が発達する。瞬膜は内側上方から外側下方へ動いて角膜を清掃し,湿りけを与える働きをする。…
※「兎眼」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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