兎眼(読み)とがん

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「兎眼」の意味・わかりやすい解説

兎眼
とがん
lagophthalmos

顔面神経麻痺のとき,麻痺側の眼が閉じられなくなることがある。こうした原因で眼球が常に露出している状態を兎眼という。角膜が乾燥し,角膜上皮びらんや角膜潰瘍を起すおそれがある。

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世界大百科事典(旧版)内の兎眼の言及

【まぶた(瞼)】より

…眼瞼(がんけん)ともいう。眼球の角膜を保護する一種のひだで,サメ類などの一部の魚類のほかは,両生類以上の脊椎動物に発達する。サメでは下のまぶたが可動性でこれで目を閉ざすが,カエルなどの両生類もこれに似ている。爬虫類では,多くは上と下のまぶたのどちらも可動性であるが,目を閉ざすのは普通下のまぶたである。爬虫類,鳥類,および哺乳類では,第3のまぶたである瞬膜が発達する。瞬膜は内側上方から外側下方へ動いて角膜を清掃し,湿りけを与える働きをする。…

※「兎眼」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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