児玉家(読み)こだまけ

改訂新版 世界大百科事典 「児玉家」の意味・わかりやすい解説

児玉家 (こだまけ)

近世世襲能面作家の家系。越前出目家4代元休満永(古元休)の弟子で,その養子ともなった近江満昌(1704没)が,不和となって家を出,京都一家をなして児玉姓を名のったのに始まる。満昌は近世能面作家の最後を飾る面工といわれる。2,3代はいずれも長右衛門を名のったがふるわず,弟子で宮田筑後梅岡次郎兵衛の名が知られる。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 田辺

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android