入れ合はす(読み)イレアワス

デジタル大辞泉 「入れ合はす」の意味・読み・例文・類語

いれ‐あわ・す〔‐あはす〕【入れ合はす】

[動サ下二]まぜ合わせてならす。埋め合わせる。
「おのれが損は―・せ、今は銀もいらぬと言ふ」〈浄・歌念仏
[動サ四]に同じ。
「いっそ死骸を売って、初手の損を―・した方がよからうぞや」〈伎・韓人漢文〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「入れ合はす」の意味・読み・例文・類語

いれ‐あわ・す‥あはす【入合】

  1. [ 1 ] 〘 他動詞 サ行下二段活用 〙いれあわせる(入合)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 サ行四段活用 〙いれあわせる(入合)
    1. [初出の実例]「いっそ死骸を売て、初手の損を入合した方がよからふぞや」(出典:歌舞伎・韓人漢文手管始(唐人殺し)(1789)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android