入下村(読み)にゆうしたむら

日本歴史地名大系 「入下村」の解説

入下村
にゆうしたむら

[現在地名]北郷村入下

宇納間うなま村の南東に位置し、村内を五十鈴いすず川が流れる。「日向記」によると文明一六年(一四八四)の伊東氏の飫肥おび(現日南市)攻撃に加わった二三外城衆のなかに「入下」が含まれている。また同書には永禄一一年(一五六八)頃の伊東氏の分国城主の一人として「入下領主 入下弥四郎」がみえる。どうこしには入下城跡があり、土塁が残る。

天正一六年(一五八八)八月四日の日向国知行方目録には「五段 入下」とみえ、高橋元種領となっている。寛永一一年(一六三四)の指出(国乗遺聞)では高八七石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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