最新 地学事典 「入遠野複合岩体」の解説
いりとおのふくごうがんたい
入遠野複合岩体
Iritono plutonic complex
福島県いわき市西方約15kmの阿武隈変成岩中に東西約3kmにわたって分布する深成複合岩体。古期阿武隈花崗岩類に属し,ジルコンU-Pb年代は121Ma。おもに角閃石斑れい岩,閃雲花崗閃緑岩および黒雲母花崗岩の3岩相に区分される。複合岩体は幅800mに及ぶ接触変成帯に取り巻かれている。その外側の帯はアクチノ閃石,中間の帯は普通角閃石(ホルンブレンド),内側の帯はハイパーシンの晶出が特徴的である。参考文献:S. Ishihara et al. (2015) Island Arc,Vol. 24:159
執筆者:片田 正人・高木 哲一
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

