デジタル大辞泉 「全加算器」の意味・読み・例文・類語 ぜんかさん‐き【全加算器】 二進数の加算を行う論理回路の一。繰り上げを考慮した加算器であり、二つのビットと、下位桁からの繰り上がりの有無を示すキャリーの値の、併せて三つを加算し、その和と上位桁へのキャリーの値を出力する。全加算器を組み合わせることで、複数ビットを加算する論理回路となる。全加算回路。フルアダー。[補説]例えば、入力がA=1、B=0、下位桁のキャリーの値がC=1の場合、出力SはA+B+Cの二進数の和となりS=0、そして上位桁のキャリーの値がC=1となる。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
百科事典マイペディア 「全加算器」の意味・わかりやすい解説 全加算器【ぜんかさんき】 組合せ回路の一つ。半加算器では桁上がりを考慮しないのに対し,全加算器では桁上がりを考慮する。複数桁同士の加算の場合,下位桁からの桁上がりと上位桁への桁上がりの情報があるため,容易に構成できる。→論理回路 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報