全国里親会(読み)ぜんこくさとおやかい

知恵蔵mini 「全国里親会」の解説

全国里親会

児童福祉法に基づき、保護者がいないあるいは保護者に監護させることが適当でない児童を保護者以外の者の家庭で養育する「里親制度(家庭養護精度)」の、普及啓発や調査研究などを行う公益財団法人(東京都港区)。1954年10月に「全国里親連合会」(任意団体)として発足し、66年1月「社団法人全国里親連合会」、71年3月「財団法人全国里親会」と発展、2011年12月に内閣総理大臣により認可され現名称となった。同法人の役員は、都道府県・政令指定都市単位の地方里親会の代表者らが務めている。16年7月、内閣府が同法人に対し会計処理の不備に関し勧告を行ったことを受け、同年8月30日までに厚生労働省は16年度の補助金約1400万円の交付を見送ることを決めた。

(2016-9-1)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android