児童(読み)ジドウ

デジタル大辞泉 「児童」の意味・読み・例文・類語

じ‐どう【児童】

心身ともにまだ十分発達していない者。子供。特に、学校教育法で、満6~12歳の学齢児童。→生徒2学生
児童福祉法で、満18歳未満の者。乳児幼児少年に分ける。
[類語]子供小児小人わらわわらべ生徒学生学徒学童在校生塾生門下生門生弟子教え子スチューデント園児

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精選版 日本国語大辞典 「児童」の意味・読み・例文・類語

じ‐どう【児童】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 心身ともまだ十分に発達していない者。こども。わらべ。童児。現在は、特に小学校に学んでいる子どもをいう。学童。
    1. [初出の実例]「邑裏児童歓相待、村中耆耋拝邀迎」(出典:文華秀麗集(818)上・左兵衛佐藤是雄見授爵、之備州謁親、因以賜詩〈嵯峨天皇〉)
    2. 「一人の児童(ジドウ)来て同宿せんと望む」(出典源平盛衰記(14C前)二八)
    3. [その他の文献]〔蘇軾‐司馬君実独楽園詩〕
  3. 児童福祉法で、一八歳未満の者。乳児、幼児、少年に分ける。〔児童福祉法(1947)〕

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普及版 字通 「児童」の読み・字形・画数・意味

【児童】じどう

こどもら。〔西京雑記、四〕許~陸双六の類)を善くす。~其のに曰く、張方、方張、張究屈玄高、高玄屈究張。三輔の兒、皆之れを誦す。法、六(りくちょ)を用ふ。

字通「児」の項目を見る

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「児童」の意味・わかりやすい解説

児童
じどう
children

一般的には幼児と青年中間,つまり6歳ぐらいから 16歳前後までの子供をさす。学校教育法では満6歳から 12歳までの小学校に通学する者を学齢児童 (これに対し中学校に通学する者を「学齢生徒」,高等学校の場合を「生徒」,大学の場合を「学生」) と定めている。また児童福祉法では「満 18歳に満たない者」を児童と定め,児童をさらに「幼児」 (6歳未満) ,「少年」 (18歳未満) に分けている。日本国憲法は児童が安価な労働力として使用されてきた歴史的経緯に着目して「児童はこれを酷使してはならない」と定めている (27条3項) 。この規定根拠労働基準法は年少労働者保護の詳細な規定を設けている。

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