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里親制度 さとおやせいど

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

里親制度
さとおやせいど

家庭環境に恵まれない児童を,篤志家の家庭が預って養育する制度。 1947年児童福祉法により,公的な制度として発足した。児童養護施設などの集団的養護に対して,個別的養護を特徴とし,なによりも家庭に代わる温かい環境と親代わりの保護者を与えようという趣旨。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

里親制度

厚生労働省によると、虐待や親の病気などの事情で親と暮らせない子どもは全国に約4万6千人いる。従来、児童養護施設での養育が主流だったが、政府は2011年、里親委託ガイドラインを作り、できるだけ家庭的な環境で子どもたちを育てる方針を打ち出した。 こうした養育スタイルには、里親や、5、6人の子どもをひとつの家庭で育てる「ファミリーホーム」があり、委託率は全国平均で約16%(15年3月現在)。福岡市は05年度から里親普及事業を進めており、委託率は約32%。市は19年度末の目標を40%に定めている。「SOS子どもの村JAPAN」と協力し、里親家庭の支援に「フォスタリングチェンジ・プログラム」も取り入れる予定だ。

(2016-04-04 朝日新聞 朝刊 福岡・1地方)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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世界大百科事典 第2版の解説

さとおやせいど【里親制度】

子を養育するべき責務がある者の死亡,行方不明,長期にわたる疾病,収監あるいは子への虐待などの理由によって,子が保護されない状況が見られる場合に,子を家庭に引き取ってその養育を目的とする制度(児童福祉法27条1項3号)。子の保護を目的とする制度のなかで,施設へ通う型,施設養育型とならぶもの。子を家庭で養護する点は養子制度と似ているが,里親里子間に法的親子関係は発生しない。里子
[沿革]
 明治初年より捨子,孤児など保護を必要とする子は,行政機関により家庭に委託養育されていた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

里親制度
さとおやせいど

家庭環境にめぐまれない児童等に、その人格の完全かつ調和のとれた発達のため、温かい愛情と正しい理解をもった家庭を与えることにより、児童の健全な育成を図ることを目的とする制度(里親制度運営要綱)。児童福祉法(昭和22年法律第164号)に基づく。2005年度(平成17)から児童福祉法に里親の定義(第6条の4)が設けられており、同法では、要保護児童を養育することを希望する者、養子縁組によって養親となることを希望する者等のうち、都道府県知事が児童を委託する者として適当と認める者を里親としている。里親の種類には、養育里親、専門里親、養子縁組里親、親族里親がある。
 2014年度末時点の登録里親数は9949人、児童が委託されている里親数は3644人、里親に委託されている児童数は4731人となっている(平成26年度福祉行政報告例)。日本では、要保護児童の大半が児童養護施設に保護されているが、施設ではきめ細かい心のケアを行うことはむずかしく、豊かな愛情と正しい理解をもった家庭のなかで養育する里親の必要性は高まっている。
 2002年の改正では、児童虐待が深刻化してきていることへの対策の一環として、虐待等により心身に有害な影響を受けた児童を養育する「専門里親」制度が創設された。また、要保護児童を三親等以内の親族が養育する「親族里親」制度も設けられ、制度の拡充が図られた。また、2011年には「里親委託ガイドライン」が策定され、社会的養護においては施設養護よりも里親委託を優先する原則が明記された。里親委託を推進する政策により、少しずつではあるが里親および委託されている児童数は増加する傾向にある。なお、里親の認定を受ける場合には、居住地を管轄する児童相談所に申請し、研修・審査を受けることになっている。[横山和彦・岩永理恵]
『厚生省児童家庭局編『児童福祉三十年の歩み』(1978・日本児童問題調査会) ▽相澤仁・柏女霊峰・澁谷昌史編『子どもの養育・支援の原理――社会的養護総論』(2012・明石書店)』

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