八反村(読み)はつたんむら

日本歴史地名大系 「八反村」の解説

八反村
はつたんむら

[現在地名]北茨城市関本せきもと町八反

里根さとね川右岸に位置し、北は関本上せきもとかみ村。川沿いにわずかに平地が開け、大部分起伏の多い低い山である。承応二年(一六五三)の常州多珂郡八反村田畑水帳(北茨城市役所蔵)に村高一九四・〇六石とある。享保一四年(一七二九)村差出帳(同市役所蔵)に東西三町・南北一五町、家数四四・人数二〇〇、馬二九、「女不断かせきのふきやふより外無御座候」「男作之間かせき薪柴等取申候」とあり、畑の夏作は大麦・小麦、秋作は「品々せんさい」、田畑とも「こやしかりしき馬屋こい入申候但シいわしも入申候」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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