デジタル大辞泉
「八寒地獄」の意味・読み・例文・類語
はっ‐かんじごく〔‐カンヂゴク〕【八寒地獄】
仏語。寒冷に責め苦しめられる8種の地獄。頞部陀・尼剌部陀・頞唽吒・臛臛婆・虎虎婆・嗢鉢羅・鉢特摩・摩訶鉢特摩。八熱地獄のそばにあるという。氷の地獄。はちかんじごく。→地獄1
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はっかん‐じごく‥ヂゴク【八寒地獄】
- 〘 名詞 〙 仏語。八種類の極寒の地獄。「倶舎論」によれば、頞部陀(あぶだ)・尼剌部陀(にらぶだ)・頞
吒(あせつた)・臛臛婆(かかば)・虎虎婆(ここば)・嗢鉢羅(うばら)・鉢特摩(はどま)・摩訶鉢特摩(まかはどま)の称。この地獄では寒さのあまり、身や声が変わるため、それによって名づけられたもの。八熱地獄の傍にあるという。氷の地獄。〔往生要集(984‐985)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の八寒地獄の言及
【地獄】より
…また宮廷では,毎年のように年末になると仏名会という懺悔滅罪の法会が行われたが,そのとき周囲には地獄絵を描いた屛風が立て回された。しかし,八熱地獄や八寒地獄などインド以来の仏教のさまざまな地獄観を体系的に記述したのは平安中期の源信であった。彼の主著である《[往生要集]》の第1章〈厭離穢土(おんりえど)〉は日本の地獄学の先蹤であるといってよく,その地獄の描写は信仰,思想,文学,美術,建築などの面で,その後の日本文化に甚大な影響を与えた。…
※「八寒地獄」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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