八当(読み)やつあたり

精選版 日本国語大辞典 「八当」の意味・読み・例文・類語

やつ‐あたり【八当】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 偶然にあたること。目あてもなくあれこれと事を行ない、偶然にある結果を得ること。まぐれあたり。
    1. [初出の実例]「七転び転んで的の八ツ当り」(出典:俳諧・広原海(1703)一四)
  3. だれかれの区別なく当たり散らすこと。怒りを関係のない人にまでまき散らすこと。
    1. [初出の実例]「八当りにはしごをカタカタ」(出典:洒落本・自惚鏡(1789))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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