自惚鏡(読み)うぬぼれかがみ

精選版 日本国語大辞典 「自惚鏡」の意味・読み・例文・類語

うぬぼれ‐かがみ【自惚鏡】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 容貌実際よりよく見えるようにするところからとも、うぬぼれて絶えず見るからともいう ) ガラス裏面水銀をぬった、安価な懐中鏡。おのぼれかがみ。
    1. [初出の実例]「衣類の好み身の嗜に朝夕の心づかひ、己恍惚(ウヌボレ)鏡に移しては」(出典:滑稽本・指面草(1786)小)
  3. 比喩的に、うぬぼれの気持やうぬぼれ屋をいう。
    1. [初出の実例]「十九文やの見せさきのやうに、うぬぼれかがみが沢山だヨ」(出典:人情本・仮名文章娘節用(1831‐34)前)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む