八盤峡(読み)はちばんきょう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「八盤峡」の意味・わかりやすい解説

八盤峡
はちばんきょう / パーパンシヤ

中国、黄河上流甘粛(かんしゅく)省蘭州(らんしゅう)よりすこしさかのぼった所にある峡谷左岸より荘浪(そうろう)河と湟水(こうすい)が流入する。この上流の劉家(りゅうか)峡、塩鍋(えんか)峡におのおのダムが設けられたが、八盤峡にも1969年からダム建設が着工し、75年から発電を開始した。ダムの規模付近一連のもののなかではもっとも小さく、高さ40メートル、容積4900万立方メートル、18万キロワットの能力をもつ発電機が装着されている。

[秋山元秀]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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