八重山ミンサー(読み)やえやまみんさー

事典 日本の地域ブランド・名産品 「八重山ミンサー」の解説

八重山ミンサー[染織]
やえやまみんさー

九州・沖縄地方、沖縄県の地域ブランド。
八重山郡竹富町・石垣市で製作されている。綿糸を藍などで染めて経畝織に織った細帯。アフガニスタンから中国を経て伝わり、16世紀初め頃にはすでに八重山地方でミンサーが織られていたと考えられている。通い婚の時代に女性から意中の男性に贈る習わしがあった。沖縄県伝統工芸製品。1989(平成元)年4月、通商産業大臣(現・経済産業大臣)によって国の伝統的工芸品に指定。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「八重山ミンサー」の解説

八重山ミンサー

沖縄県八重山地域で生産される木綿織物。16世紀ごろ、アフガニスタンから中国を経て製法が伝わったとされる。国の伝統的工芸品に指定されている。

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