八重笠村(読み)やえがさむら

日本歴史地名大系 「八重笠村」の解説

八重笠村
やえがさむら

[現在地名]太田市八重笠

竜舞りゆうまい村の南東にあり、東は邑楽おうら石打いしうち(現邑楽町)、南は同郡上小泉かみこいずみ(現大泉町)。徳川綱吉支配中の延宝二年(一六七四)頃の成立と思われる館林領地方諸用集(内閣文庫蔵)では、代官長野権右衛門支配、高二二二石余。天和二年(一六八二)の分郷配当帳では、二二二石余分が旗本小倉・秋田領の二給。秋田領分は元禄七年(一六九四)家督相続の際兄弟(平三郎・平太夫)に分たれた。元禄郷帳では「邑楽郡石井村」分郷と注記があり、旗本の三給。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android