邑楽(読み)おうら

精選版 日本国語大辞典 「邑楽」の意味・読み・例文・類語

おうらおふら【邑楽】

  1. 群馬県の南東端の郡。利根川と渡良瀬(わたらせ)川にはさまれる。

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改訂新版 世界大百科事典 「邑楽」の意味・わかりやすい解説

邑楽[町] (おうら)

群馬県南東部,邑楽郡の町。1968年町制。人口2万7023(2010)。館林市太田市にはさまれ,北は栃木県足利市と接する。町域の大部分渡良瀬川と利根川にはさまれた低地にあり,中心集落は東武小泉線の駅がある中野である。〈群馬の穀倉〉と呼ばれ,米麦の生産が盛ん。1970年に首都圏都市開発区域の指定を受け,その後邑楽工業団地,鞍掛第一・第二工業団地が造成され,自動車部品などの工場が進出している。明治期に農家副業として盛んだった中野絣は,伝統工芸として伝えられている。館林など周辺地域への通勤者が多い。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「邑楽」の意味・わかりやすい解説

邑楽(町)
おうら

群馬県南東部、邑楽郡にある町。1968年(昭和43)町制施行。標高30メートル内外の河畔砂丘と低地からなる農村で、米、麦、野菜などを栽培。1970年代から工業団地や住宅団地が造成され、周辺の市町とともに工業化が進んでいる。東武鉄道小泉線と国道122号、354号がおもな交通路。面積31.11平方キロメートル、人口2万5522(2020)。

[村木定雄]

『『邑楽地方誌』(1956・同書刊行会)』


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百科事典マイペディア 「邑楽」の意味・わかりやすい解説

邑楽[町]【おうら】

群馬県南東部,邑楽郡の町。全町低平な洪積台地水田が開け,米麦,野菜を産する。工業団地があり,自動車関連企業などが進出している。東武小泉線が通じる。31.11km2。2万7023人(2010)。

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