八釣白彦皇子(読み)やつりのしろひこのおうじ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「八釣白彦皇子」の解説

八釣白彦皇子 やつりのしろひこのおうじ

記・紀にみえる皇子
允恭(いんぎょう)天皇忍坂大中姫(おしさかのおおなかひめ)の子。同母兄に安康天皇,同母弟に雄略天皇がいる。「日本書紀」によれば,安康天皇3年天皇が眉輪(まよわの)王に殺されたとき,疑いをうけ,大泊瀬幼武(おおはつせのわかたけの)皇子(雄略天皇)にきり殺された。「古事記」には八瓜之白日子王とあり,小治田(おはりだ)(奈良県明日香村)で生き埋めにされたという。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android