日本大百科全書(ニッポニカ) 「六原農場」の意味・わかりやすい解説 六原農場ろくはらのうじょう 岩手県南西部、胆沢(いさわ)郡金(かね)ヶ崎(さき)町にあった県立農場。1898年(明治31)陸軍の軍馬補充部が置かれ、一時は1000頭に近い軍馬を飼育した。軍馬補充部廃止後、1932年(昭和7)に「皇国農村」を目的とする県立六原青少年練成道場が設立され全国的に知られた。第二次世界大戦後の1946年(昭和21)には自営農民の育成を理念とする県立六原農場として新発足した。耕種、酪農、農産加工、林業等の施設、圃場(ほじょう)が整えられ、1976年県立六原営農大学校、1981年県立新農業短期大学校、1996年(平成8)県立農業大学校となる。[金野靜一] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例