ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「六国五味」の意味・わかりやすい解説
六国五味
りっこくごみ
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…彼が所持した177種の名香木は死後東山殿の所有に帰したと伝えられる。
[六国五味]
香木の名称については,伽羅木(きやらぼく),伽藍木(からんぼく),伽南木(かなんぼく),棋楠(きなん),奇楠(きなん)などと諸書に書かれているが,いずれも伽羅のことで,香木の佳品を総称する場合もある。16世紀天正ころの《建部隆勝筆記》,蜂谷宗悟《香道軌範》,さらに《山上宗二記》等には伽羅,羅国(らこく),真南班(真那蛮)(まなばん),真南賀(真那賀)(まなか)および新伽羅の名称が見え,これに佐曾羅(さそら),寸門多羅(すもんだら)を加えて6種に分類し,これを〈香の六国(りつこく)〉と称した。…
※「六国五味」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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