六放珊瑚類(読み)ろっぽうサンゴるい

最新 地学事典 「六放珊瑚類」の解説

ろっぽうサンゴるい
六放珊瑚類

学◆Hexacorallia

刺胞動物門花虫綱の一グループ。六射サンゴ類とも。一般に固着性で,イシサンゴ目・イソギンチャク目・スナギンチャク目・ホネナシサンゴ目・ツノサンゴ目・ハナギンチャク目に区分される。化石として重要なのはあられ石骨格を分泌するイシサンゴ類(Scleractinia)。隔壁は個体内で周期的に形成される。出芽や分裂によって群体を形成する種類が多い。群体は多様な成長様式を示し,礁の主要な枠組みを構築する。軟体部の中に藻類が共生しているかどうかによって,有藻性サンゴと無藻性サンゴに区分される。従来,イシサンゴ類は三畳紀中期に出現したと考えられていたが,オルドビス系ペルム系からイシサンゴに酷似する化石が産出し,その起源は遅くともオルドビス紀に遡る。日本では,鳥巣式石灰岩・琉球石灰岩および現世サンゴ礁の主要な形成者。イシサンゴ類以外の六放サンゴ類は化石の記録が少なく生存期間などの詳細は不明。ツノサンゴ類は黒サンゴ類とも呼ばれ,角質の樹枝状骨格を形成し,装飾用に利用。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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